メンがヘラしてる伊藤

答えの出ないこととか、答えがもう出てるけど聞きたいこととか、考えてることとか

これまで何をしてきたんだ?

わたしが元彼とのLINEを晒しあげてから、様々な出来事があり、たくさんのことを学んだ。

正直に言うと、誰に何を言われたところで後悔はしてない。あんまり。

 

じゃあ何がしたかったのか?と思うかもしれない、晒して何になる?と。

わたしにとって、結果的に良かったなぁと思うのは、自分が死んでやる!って自暴自棄になってる間にガチャがどうこうとかのツイートを見ることがなくなったこと。

別れ話の予定をしていたのに、直前にゲーム配信の予定をねじ込まれたことや、数々のドタキャン、そういう記憶から逃げられること。

何と言われても良い、少しは気が紛れたと思う。わたしが失った自信や自己肯定感と同じくらいの喪失感を与えられた気がして。

多分向こうが失くしたものの方が大きいんだろうけども。

 

本当は泣き寝入りするというか、自殺するつもりだったんだけどね、失敗した。ざんねん。

 

晒すつもりは最初はあまりなかった。

わたしは元彼の嘘を全て証明して、信じられるところは信じて、それでサッパリ全て終わりにしたいと思っていた。

でも二人の関係が最後の最後の状況になっても、元彼が嘘をつき続ける人だったのは想定外だった。

わたしはいつも考えが甘い。

 

一番許せない嘘は相手の女性とはもう会わないなんて言ってること。前も記事にしたけど。そのくらい嫌。

考えてみてほしい、新居の引越しを手伝い、さらに自分用トリートメントを置いて帰るような、セックスフラグ立ちまくりの女性がいるにもかかわらず、

明らかにバッドエンドに分岐する元カノ生セックスルートを選択してしまうような男が、今後のセックスフラグを折ることができるのか?

 

できると思う?

 

それ以前に、転勤で引っ越してくる女性、というかなり遠い立ち位置の女性が、いきなり人ん家にトリートメントなんて置いてくか?

中々信じがたい設定だなと思う。

というかその時わたしはその話をまったく信じられなかった。

 

わたしは自分がメンヘラで異常だということを理解した上で、相手の女性の連絡先を教えるように何度も言った。

どこから見ても、全く無関係の人を巻き込むやばい女である。でも元凶は嘘をついた元彼、と言い聞かせていた。

一連のことについての真実を聞ければ良かった。恐らく、まだ隠していることがあるな、と感じていたから。

 

結果をいうと、連絡先は教えてもらえなかった。むしろキレられた。

これから仕事がめんどくさくなるから〜とか、お前には関係ないだろ、とか色々。

 

何を話しても、どれだけ自分の気持ちを伝えても、帰ってくるのは意味のない言葉だけ。

申し訳なさそうな態度で、必要以上に丁寧な言葉遣いで、心にもないことを話す人。

そんな人と話しても無駄だと虚しくなった。

どうにかして分かってもらいたいと思うこと自体、間違っていたと今は思う。

 

わたしは理解を他の場所に求めてしまった。

わたしが分かりあいたいと思う相手は結局のところ、他の人たちではなく元彼であり、それはどうあがいても変わらないのに。

ただ、自分が異常なのか、わたしのせいでこんな結末になったのではないか、わたしは嘘をつかれて仕方のない人間なのではないか、

そういった不安から少しだけでも逃げたかったのだと思う。

 

話は全く変わるが、元彼にはたくさんの良いところがある。当たり前だけれど。決して100%クズでも、最低な人間でもない。

(でもわたしにやったことは最低だと思いまーす!)

頑張り屋さんだし、向上心にあふれていて、仕事モードだとそれなりに気配りができて、媚をうるのがうまい。

あとはなんだろ、なんかあるかな、優しいところ。観点が不思議で面白いところ。

良い人だと思う。

 

だから、元彼のことを信じ、味方になってあげるような人がたくさんいることを、わたしは最初から分かっていた。

わたしがなんと言おうと、彼が積み上げてきたものが結局は彼を守るのだと。

 

大体の人は察しているだろうけど、元彼は人の悪口をかなり言う人だった。

元彼と会うと、いつも誰かの愚痴を聞かされた。

愚痴ばかりでごめんね、といつも言ってくれていたので、励ましたり、時には意見をしてみたり、良い聞き手であろうと努めていた。

力になれたら良いな、支えになりたいな、と思っていた。そんなわたしよりも、結局は愚痴を言っていた相手の方と付き合いが続いていくのが、なんだか面白いなと思う。

 

外面だけが良ければ、信頼が集まるわけじゃないのはわかってる。嫌いな人のためでも愚痴を言いながら努力をしただろうし、何だかんだ優しいのだと思う。

ただ、わたしのやってきたことは、結果的に何一つ報われなかった。サンドバッグのような、なにかのはけ口でしか無かったのかなと、思うこともあった。

 

わたしに対して積み重ねてきた、後先を考えないその場限りの嘘、約束の軽視とドタキャン、都合の悪いことから逃げ続ける態度、

そういったものは、所詮わたしの中にしか留まらないのだ。

誰に何を話したところで、それはわたしの中の元彼という存在に対する認識であって、他人の中の認識をねじ曲げたりすることはできない。

 

それでは、わたしはこれまで、自分が属する社会に、コミュニティに、どのような「自分」を積み上げてきたのだろうか。

 

あなたは今、社会に対し、他人に対し、どのような存在であろうとしているのか。どういった人間であろうとしているのか。

改めて寝る前にでも考えてみると、何か行動が変わるのかもしれないな、と思った。

それが良いことなのか、悪いことなのかは分からないけれど。